電柱写真の投稿数競う「電柱聖戦」で点検効率化 秋田 大仙

電柱の点検作業に役立てるためスマートフォンのアプリで電柱の写真を撮影し、その投稿数を競うイベントが25日から秋田県大仙市で始まりました。

「電柱聖戦」(でんちゅうせいせん)と名付けられたこのイベントは、電柱の点検業務に役立てようと送配電事業を行う東北電力ネットワークなどがことし4月から東北6県と新潟県で実施しています。

今回、対象となるのは大仙市内にあるおよそ2000基の電柱で、参加者は専用のアプリをスマホにダウンロードし、1本の電柱につき全体像や番号など4枚の写真を撮影して投稿します。

イベントでは、この投稿数を競い上位の人にはネットショッピングで使えるギフトカードなどが贈られるということです。

電力会社によりますと、管内にはおよそ370万基の電柱がありますが、作業員が徒歩で1基ごとに点検しているため労力がかかるほか、担い手不足も課題となっていて集めた写真を確認して点検の効率化につながるか検証することにしています。

東北電力ネットワーク秋田支社の高橋良太さんは「ゲーム感覚で投稿してもらった写真を点検業務に生かすとともに、将来的にはAIや画像診断などを活用し、保守の効率化につなげたい」と話していました。

このイベントは大仙市で8月29日まで行われます。