強豪バスケ部顧問 体罰や暴言繰り返し解任 石川 金沢高校

石川県の金沢高校で男子バスケットボール部の顧問をしていた教諭が、指導中に部員の生徒に体罰や暴言を繰り返していたとして顧問を解任されました。教諭は「指導が行き過ぎた」と話していて、生徒や保護者に直接、謝罪したということです。

解任されたのは、金沢市泉本町にある金沢高校で男子バスケットボール部の顧問をしていた50代の男性教諭です。

金沢高校によりますと、この教諭は、おととし春ごろからことしの7月にかけて、部活動での指導中、部員の複数の生徒に対し、腹部を殴ったり、ペットボトルを投げつけたりするなどの体罰を加えていたほか、「死ね」などと暴言を吐いていたということです。

先月下旬に匿名の情報が寄せられ高校側が調べたところ、教諭が体罰や暴言を認めたということで「チームを強くするために指導したが、行き過ぎてしまった」と話しているということです。

教諭は24日、生徒や保護者に対し直接、謝罪したということです。

金沢高校の男子バスケットボール部はおととしには全国高校選手権でベスト8入りを果たすなど県内でも強豪校として知られ、教諭は30年近く部の指導にあたっていたということです。

金沢高校の島畑博之副校長は「生徒や保護者に大変申し訳なく思っています。今回の事実を重く受け止め、再発防止に努めていきたい」と話しています。

高校側は26日、保護者会を開いて詳しい経緯を説明することにしています。