車いすテニス 小田凱人 来年パリパラリンピック “夢の舞台”

東京パラリンピックの開幕から24日で2年となるのに合わせて都内で記念のイベントが開かれ、来年のパリパラリンピックでの活躍が期待される、車いすテニスの17歳、小田凱人選手が「パラリンピックに出場すると想像するだけで練習を頑張れるくらい夢の舞台なので、今はすごく楽しみだ」と語りました。

東京・西新宿の都民ホールで開かれたトークイベントには、▽テニスの四大大会のうち、2大会を制した車いすテニスの17歳、小田選手と▽東京パラリンピックの金メダリストでパラ陸上の佐藤友祈選手、それにIPC=国際パラリンピック委員会の特別親善大使を務めるタレントの香取慎吾さんなど6人が参加しました。

会場には佐藤選手が東京大会の陸上男子400メートルと1500メートルの車いすのクラスで獲得した金メダルを持参し、小田選手が「パリ大会が終わった時には、これを手にしたい」と決意を新たにしていました。

そしてパリ大会に向けて「一番最初に見た車いすテニスの舞台がパラリンピックだったので、そこに出場すると想像するだけで練習を頑張れるくらい夢の舞台なので、今はすごく楽しみだ」と語りました。

これを受けて香取さんは「最高の結果を楽しみにしています」とエールを送っていました。

イベントのあと小田選手は「パリ大会までいくつも大会があるので今はそっちへの意識が強いが、次の大会がパリ大会となったときには、楽しみ過ぎて寝られるか心配なくらい気持ちが入っていると思う」と話しました。

また佐藤選手は「パリ大会では、400メートルの2連覇達成と、先月の世界選手権で奪われた世界記録をしっかり取り返したい」と話していました。