西~北日本 大気不安定 京都では猛烈な雨 土砂災害など警戒を

暖かく湿った空気などの影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、京都府では猛烈な雨が降ったとみられます。気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、暖かく湿った空気の流れ込みや日中の気温の上昇の影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、局地的に発達した雨雲がかかっています。

京都市伏見区付近と京都府久御山町付近では、レーダーによる解析で午後3時半までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

また、午後3時までの1時間には
▽愛媛県が宇和島市に設置した雨量計で71ミリ
▽宮崎県がえびの市に設置した雨量計で66ミリの非常に激しい雨を観測しました。

大気の不安定な状態は24日夜にかけて続く見込みで、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。