DJ SODAさん性被害問題 出頭した観客2人「意図なかった」

韓国の有名なDJ「DJ SODA」さんが大阪の音楽イベントで一部の観客から胸などを触られる被害を受けたと訴えている問題で、21日大阪の警察署に出頭した観客2人が任意の事情聴取に対し、胸を触るなどしたことを認める一方、「わいせつ目的や危害を加える意図はなかった」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

「DJ SODA」さんは今月13日に大阪 泉南市で開かれた音楽イベントに出演した際、一部の観客から胸などを触られる被害を受けたとしていて、イベントを主催した大阪の会社は、21日、観客の男女3人について、氏名などを特定しないまま不同意わいせつと暴行の疑いで大阪府警に刑事告発しました。

21日午後になって、いずれも20歳で大阪府阪南市のアルバイトの男性と、福岡県北九州市の男子大学生の2人が府内の警察署に出頭し、警察は刑事告発された3人のうちの2人とみて任意で事情を聴いています。

この中で2人は、DJ SODAさんの胸を触ったり腕をつかんで引っ張ったりしたことを認める一方、「わいせつ目的や危害を加える意図はなかった」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。

2人のうち、アルバイトの男性は「周りの観客も興奮して手を伸ばしており、自分もDJ SODAさんに触りたい一心だった。ファン心理だった」と説明し、大学生は「周りの人と同じように体に触れたいと思って手を伸ばしたら、結果的に胸の辺りに触れてしまった」という趣旨の話をしているということです。

警察は引き続き、当時の映像を解析するなどして捜査を進めることにしています。