宇宙飛行士 古川聡さん 25日に米で打ち上げ 意気込み語る

今月、2度目の宇宙飛行を予定している古川聡宇宙飛行士が、打ち上げが行われるアメリカのケネディ宇宙センターに到着し「日本人飛行士として受け取ったバトンをつなげていきたい」と意気込みを語りました。

古川さんは、日本時間の今月25日、民間の宇宙船「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションに向かい、およそ半年間滞在する予定です。

古川さんは20日、一緒に宇宙に向かうアメリカとロシア、それにデンマークの飛行士とともに、打ち上げが行われるフロリダ州のケネディ宇宙センターに到着しました。

記者会見で古川さんは「打ち上げまでの5日間、実際の打ち上げ通りのリハーサルなど、さまざまな最後の詰めの準備があり、仲間とともに進めていく。日本人飛行士として若田飛行士からバトンをもらったと思っている。しっかり仕事をしてつなげていきたい」と意気込みを語りました。

今回の滞在で古川さんは重力が極めて小さい環境を利用した医学分野の実験などを行う予定です。

古川さんは横浜市生まれの59歳。2011年にロシアの宇宙船「ソユーズ」で初めての宇宙飛行を行っていて、今回が2度目となります。

古川さんの乗る宇宙船は、日本時間の今月25日午後4時49分に打ち上げられる予定です。