ドイツ製戦車「レオパルト1」使ったウクライナ軍の訓練が公開

ドイツ軍は、軍事支援として供与したドイツ製の兵器をウクライナ軍の兵士が使いこなせるようにするための訓練を去年11月から行っていて、これまでに6000人が訓練を終えました。

こうした中、東部ザクセン・アンハルト州の軍の演習場では、ドイツ製の旧式の主力戦車「レオパルト1」を使った訓練が17日、NHKなど国内外のメディアに公開されました。

訓練では、ウクライナ軍の兵士が乗った戦車3両が標的に向かってごう音とともに一斉射撃などを行っていました。

「レオパルト1」は、世界で最も優れた戦車とされるドイツ製の「レオパルト2」より旧式ですが、ドイツ軍は、夜間の戦闘能力や機動力などでロシア軍の戦車に優位性があるとしていて、ドイツ政府は、100両の「レオパルト1」をウクライナへ送る計画です。

訓練にあたっているドイツ軍のマーロー中将は「レオパルト1の強みは来年にかけて3桁の数で提供できることだ。そうなれば数がものをいうようになる」と話していました。

またウクライナ軍の兵士は「訓練は効果的で戦う準備ができる。この戦車に乗って前線で戦うつもりだ」と話していました。