高校野球 15日の4試合中止 16日に順延 台風7号接近で

夏の全国高校野球は、15日、3回戦4試合が予定されていましたが、台風7号の接近による天候不良が予想されるため中止となり、16日に順延されました。

兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれている夏の全国高校野球は、大会10日目の15日から3回戦に入り
▽第1試合で創成館(長崎)と沖縄尚学(沖縄)
▽第2試合で広陵(広島)と慶応(神奈川)
▽第3試合で文星芸大付属(栃木)と八戸学院光星(青森)
▽第4試合で専大松戸(千葉)と土浦日大(茨城)が対戦することになっていました。

しかし、台風7号の接近による天候不良が予想されるため、14日の第2試合終了後に中止が決まり、4試合すべてが16日に順延されました。

大会本部は「選手、関係者の安全や応援団の移動などを考慮した」としています。

その後の日程も1日ずつ順延され、決勝は今月23日に行われる予定です。

この大会で試合の中止は今回が初めてです。

観戦に訪れていた人は

甲子園球場には14日も多くの人たちが観戦に訪れていて「残念だ」という声が聞かれました。

神奈川県から家族4人で来たという40代男性
「小学3年生の息子が野球をしていて、休みを利用して試合を見に来た。きょうも宿に泊まってあすの試合を見ようと思っていたが、中止と聞いて大変、残念だ」

愛知県から来たという10代の大学生の男性
「昔から高校野球が好きで、きょうも家族で見に来た。あすからは兄も来ることなっていて、その兄は1年間に1回の大イベントとして甲子園を見に来る予定だったのですごく落ち込んでいた。あすの4試合も好カードだったので見たかった」

兵庫県に住み小学生から30年間野球を続けているという40代男性
「前もって中止と知らされることは選手にとってはいいことだと思う。やはり球児には悪天候ではなく天気がいい中で野球をやってほしい」と話していました。