国立劇場にタクシー突っ込む 観客にけが人なし 東京 千代田区

11日午後7時すぎ、東京・千代田区の国立劇場の出入り口にタクシーが突っ込む事故がありました。
運転手の男性が病院に運ばれましたが、意識ははっきりしていて、観客などにけが人はいないということです。

11日午後7時すぎ、東京・千代田区の国立劇場の出入り口にあるガラス扉にタクシーが突っ込みました。

警視庁によりますと、タクシーを運転していた70代の男性が足を痛めた可能性があるとして病院に運ばれましたが、搬送時は意識ははっきりしていて受け答えもできたということです。

当時、劇場内にいた観客にけがをした人はいませんでした。

国立劇場を撮影した映像ではタクシーが建物の中まで入っていて、柱のようなものが折れ曲がっている様子がわかります。

突っ込んだ車は後ろのドアが開いていて、午後9時すぎには車を建物の外に出している様子が確認できました。

警視庁は運転手から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べることにしています。

国立劇場のホームページによりますと、劇場では午後5時から舞踊の公演が行われていたということです。

劇場訪れていた男性「演目の最中にドカーンと大きな音」

国立劇場を訪れていたという男性は「劇場で最後の演目をみていた最中にドカーンと大きな音が聞こえました。最初は大きな棚が倒れたのかと思いました。ロビーに出るとタクシーが突っ込んできていたので、びっくりしました」と話していました。