高校野球 夏の甲子園 大会6日目の見どころ

夏の全国高校野球、大会6日目は2回戦4試合が行われます。

第1試合 いなべ総合学園(三重)×沖縄尚学(沖縄)

第1試合は三重のいなべ総合学園と沖縄尚学高校が対戦します。

いなべ総合学園は三重大会で1試合平均の盗塁数が3個と、機動力が持ち味です。

チームトップの4つの盗塁を記録した1番の梨本梢太選手を中心に、足を使った攻撃で得点を重ねます。

沖縄尚学はエースの東恩納蒼投手が沖縄大会5試合すべてに登板し、31イニング余りを投げて失点がありませんでした。

第2試合 立正大淞南(島根)×広陵(広島)

第2試合は島根の立正大淞南高校と広島の広陵高校の中国勢どうしの対戦です。

立正大淞南は4番の山下羅馬選手が島根大会で7割を超える打率をマークし、ホームランも2本打つなど、4割近いチーム打率を残して打線をけん引しました。

広陵はことしのセンバツでベスト4に入った4校で唯一、夏の甲子園に出場です。

3番の真鍋慧選手は高校通算で62本のホームランを打っている強打者ですが、広島大会では打率2割台に低迷していて、復調できるかが鍵となります。

第3試合 慶応(神奈川)×北陸(福井)

第3試合は春夏連続出場のチームどうしの顔合わせで、神奈川の慶応高校と福井の北陸高校が対戦します。

慶応は神奈川大会の準々決勝以降の3試合で6本のホームランを打つなど、打線に長打力があります。

3番の渡邉千之亮選手は決勝の9回に逆転のスリーランホームランを打つなど、チームトップの12打点をあげていて、勝負強さが光りました。

北陸は


エースで4番を打つ大黒柱、友廣陸投手が福井大会の初戦で右ひじを痛め、本来の状態ではない中、4試合すべてに登板した川上将大投手を中心とした継投で接戦を制してきました。

慶応の強力打線と北陸の投手陣の対決が勝負のポイントとなりそうです。

第4試合 文星芸大付(栃木)×宮崎学園(宮崎)

第4試合は栃木の文星芸大付属高校と宮崎学園が対戦します。

文星芸大付属はキャッチャーで5番の黒崎翔太選手が栃木大会の決勝でサヨナラホームランを打って16年ぶりの夏の甲子園出場に導くなど、攻守でチームの中心です。

宮崎学園は宮崎大会の準決勝と決勝でいずれもサヨナラ勝ちして、春夏通じて初めての甲子園出場を果たしました。

2年生エースの左腕、河野伸一朗投手は身長1メートル89センチの長身からストレートと変化球を投げ下ろすピッチングで、5試合をほぼ1人で投げ抜いてきました。