西村経産相 アンゴラを訪問 企業活動を保護する投資協定締結

西村経済産業大臣は、アフリカ南部のアンゴラを訪問し、互いの国での企業活動を保護する投資協定の署名式に出席しました。協定の締結を通じて、中国との関係も深いアンゴラへの日本企業の投資拡大を後押ししたい考えです。

アンゴラはアフリカにおける主要な産油国の1つですが、中国がインフラ整備に対する多額の融資や支援を通じて関係を深めています。

こうした中、西村経済産業大臣は9日、アンゴラの首都、ルアンダを訪れ、ロウレンソ大統領とともに互いの国での企業活動を保護する投資協定の署名式に出席しました。

今回の協定には、互いの国に進出した企業の財産の保護や、不当な技術移転の要求の禁止などが盛り込まれています。

日本がアフリカの国と投資協定を締結するのは、6か国目です。

協定の締結に続き、西村大臣は同行している日本のスタートアップ企業の代表らと現地の経済界との会合に出席し「アンゴラが目指す経済の多角化、多様化に日本としてもしっかり応えていきたい。日本とアンゴラの協力から生まれるイノベーションの力が社会課題を解決し、新たな未来を開拓していくと確信している」と述べました。

日本としては、協定の締結などを通じて中国以外の国々との関係強化も図るアンゴラへの日本企業の進出や投資拡大を後押ししたい考えです。