コンビニに刃物持った男 従業員2人を切りつけて逃走中

9日未明、東京 足立区のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入り、従業員2人を切りつけたあと、何も取らずに逃走しました。2人は背中や腕を切られて大けがをしていて、警視庁は殺人未遂事件として男の行方を捜査しています。

9日午前2時半ごろ、東京 足立区谷在家の「デイリーヤマザキ足立谷在家月の友店」で、刃物を持った男が、レジにいた40代の女性従業員の背中を無言で切りつけました。

男はバックヤードにいた、60代の男性従業員に対しても腕などを切りつけたあと、何も取らずに自転車で逃走しました。

2人は病院に運ばれて手当てを受けていますが、重傷だということです。

当時、店内にはもう1人従業員がいましたが、けがはありませんでした。

警視庁の調べによりますと、男は、身長が1メートル70センチから75センチくらい、青っぽいジャンパーのような服に、黒のズボン、赤の手袋を身につけていて、坊主頭だったということです。

警視庁は、殺人未遂事件として男の行方を捜査しています。

コンビニの利用客からは

事件当時、近くで道路工事の作業をしていた50代の男性は「午前3時くらいにサイレンの音が鳴っていて、何か起きたのかと思っていたが、仕事を終えてコンビニを訪れたら警察車両が30台くらい並んでいて驚いた。このコンビニは、いつも仕事終わりの未明の時間帯に利用するが、人通りも少なく、街灯も暗い。こんな事件が起きて嫌だ」と話していました。

また、近くに住む90代の男性は「朝にコンビニを訪れると規制線が張られていて、事件があったと知った。何十年も住んでいるがこんな事件は初めてで散歩でよく歩く道だし犯人が捕まっていないので怖い」と話していました。