自民党安倍派 塩谷氏を取りまとめ役とする案を軸に調整

会長不在の状態が続く自民党安倍派では、新たな運営体制として塩谷・元文部科学大臣を取りまとめ役とする案を軸に幹部が調整を進めていて、来週、派閥の総会などを開いて意見集約を図る方針です。

自民党最大派閥の安倍派は、安倍元総理大臣が亡くなった去年7月から会長不在の状態が続いています。

会長代理をともに務める塩谷・元文部科学大臣と下村・元政務調査会長が8日も国会内で会談するなど、派閥の運営のあり方をめぐって幹部が協議を重ねています。

これまでのところ、萩生田政務調査会長や松野官房長官ら主要なメンバーが参加する「常任幹事会」を新たに設け、塩谷氏を取りまとめ役とする案を軸に調整が進められています。

そして今後、「常任幹事会」の構成などについてさらに検討を進め、来週17日に幹部会合と派閥の総会を開いて意見集約を図る方針です。