札幌市 ビッグモーターに街路樹の原状回復費用請求へ

札幌市内の「ビッグモーター」の2つの店舗の前で、合わせて3本の街路樹が枯れていた問題で、市は、店舗側が関わった可能性が高いとして、街路樹の原状回復に向けた費用を請求することを決めました。

中古車販売会社「ビッグモーター」をめぐっては、札幌市内の清田区と厚別区の2つの店舗の前でも、合わせて3本の街路樹が枯れ、市が伐採したことが確認されています。

札幌市によりますと、その後、会社側から電話で「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪があり、植樹などの原状回復に向けた手続きを行いたいという申し出があったということです。

除草剤を使ったかどうかについては「調査中」という説明だったということですが、札幌市は店舗側が関わった可能性が高いとして、街路樹の原状回復に向けた費用を請求することを決めました。

具体的な金額は、まだ決まっていませんが、
▽枯れた街路樹の伐採にかかった費用に加えて、
▽土壌を入れ替えたり、新たに街路樹を植えたりするための費用を請求するということです。

また、市は土壌のサンプル調査を行うなど、街路樹が枯れた原因を調べるとともに、警察に被害届を提出することにしています。