マイナンバー 公務員の年金情報 ひも付けに誤り 118件確認

マイナンバーカードをめぐるトラブルを受けた政府の総点検で、地方公務員や国家公務員などの年金を運営する組合について、マイナンバーと年金情報のひも付けの誤りが118件、確認されたことがわかりました。

マイナンバーカードをめぐるトラブルを受け、政府はカードの取得者向け専用サイト「マイナポータル」で閲覧できる医療や年金など29項目のデータの総点検を行っています。

このうち公務員などの年金を運営する「共済組合」について、加入者のデータ、およそ510万件を対象に点検を行ったところ、合わせて118件で、マイナンバーと年金情報のひも付けに誤りがあったことが確認されました。

内訳を見ますと、「地方公務員共済組合」が112件、「国家公務員共済組合連合会」が6件となっています。

いずれも年金支給額に影響はなく、すでにひも付けの修正を終えたということです。

誤りが起きた原因は、対象者の住所が一致しているかどうか確認していなかったケースが100件、その他の事務処理の誤りによるものが18件だったとしていて、今後は住所に加え、氏名、生年月日、性別の4つの情報で確認を徹底するよう改める方針です。

これらについて政府は、8日午後に開く「マイナンバー情報総点検本部」で報告することにしています。