危険な暑さ続く 熱中症に厳重警戒を あすにかけ大雨のおそれ

4日も晴れて気温が上がり関東で39度を超えるなど各地で危険な暑さとなりました。熱中症への厳重な警戒を続けてください。一方、前線の影響で北海道の日本海側を中心に断続的に激しい雨が降り、5日にかけて大雨となるおそれがあり、土砂災害に警戒が必要です。

気象庁によりますと4日も広い範囲で高気圧に覆われて晴れて気温が上がり、日中の最高気温は、
▽埼玉県鳩山町で39.6度、
▽群馬県館林市と39.1度、
▽鳥取市で38.6度、
▽福井県坂井市春江と大津市、大分県日田市で38.3度、
▽福島県伊達市で38.1度と各地で危険な暑さとなりました。

また、
▽東京の都心で36.7度、
▽名古屋市で35.9度、
▽大阪市で35.1度などと広い範囲で猛暑日となりました。

5日も気温の高い状態が続く見込みで、日中の最高気温は、
▽埼玉県熊谷市や福井市、兵庫県豊岡市、鳥取市、福岡県久留米市で38度、
▽福島市で37度、
▽東京の都心や大阪市、広島市、高松市で36度などと予想されています。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、岩手県と宮城県、山形県、福島県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県に熱中症警戒アラートを発表しています。

また、
▽北日本と東日本では今月10日ごろにかけて、
▽西日本では6日にかけて、35度以上の猛烈な暑さが続くとして、気象庁は高温に関する気象情報を発表しています。

熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国で相次いでいます。不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください

一方、北海道では前線の影響で北部を中心に発達した雨雲が流れ込んでいて、午後6時までの1時間には、
▽滝上町で40.5ミリ、
▽国土交通省が士別市に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測しました。

北海道の日本海側 前線の影響で大雨のおそれ

前線は5日にかけてゆっくりと南下し、北海道の日本海側を中心に雷を伴って激しい雨が断続的に降り、大雨となる見込みで、6日にかけての総雨量が8月の平年の1か月分を超えるおそれがあります。
気象庁は、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

ふだん、大雨になることが少ない地域でまとまった雨が予想され、災害の危険性が高まるおそれがあります。
雨の降り方や自治体から発表される情報などに注意し、状況が悪化する前に安全な場所に避難するようにしてください。