株価 一時 800円以上値下がり 一日の下げ幅ではことし最大

2日の東京株式市場、午後に入って一段と売り注文が広がり、日経平均株価は一時、800円以上値下がりしました。

日経平均株価は、週明けから700円余り上昇していましたが、2日は取り引き開始直後から当面の利益を確保しようという売り注文が広がりました。

さらに為替がいくぶん円高方向に動いたことで、株価は午後に入って一段と値下がりし、一日の下げ幅としては、ことしに入って最も大きくなりました。

▽日経平均株価、2日の終値は、前日の終値より768円89銭安い3万2707円69銭。

▽東証株価指数=トピックスは35.60下がって2301.76。

▽一日の出来高は18億3485万株でした。

市場関係者は「きょうは当面の利益を確保しようと投資家が動いたことなどで、売り注文が膨らんだ。また、大手格付け会社がアメリカ国債の格付けを1段階引き下げたことを受けて、アメリカ経済の先行きに対する不透明感も広がった」と話しています。