土用の丑の日 うなぎ料理店 開店と同時にほぼ満席に 長野 岡谷

30日は「土用の丑(うし)の日」です。長野県の諏訪湖に面し、“うなぎのまち”として知られる岡谷市のうなぎ料理店も多くの人でにぎわいました。

岡谷市はかつて全国有数のうなぎの産地として知られ、いまも多くの料理店が軒を連ねています。

諏訪湖の近くにあるうなぎ料理店では、「土用の丑の日」にあわせ、三河産のニホンウナギおよそ200匹を仕入れ、朝から仕込みに追われました。

岡谷市のかば焼きは「さばき」が背開きの関東風で、「焼き」は蒸さない関西風と、東西の文化が融合した独自の調理法が特徴です。

店内は午前11時半の開店と同時にほぼ満席になり、訪れた人たちは暑い夏を元気に乗り切ろうと、焼きたてのうなぎをおいしそうに味わっていました。

群馬県から訪れた男性は「本場は違いますね。こんなにおいしいうなぎはいままで食べたことがありません」と話していました。

この店の店主で「うなぎのまち岡谷の会」の会長を務める今野利明さんは「岡谷オリジナルのうなぎを食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と話していました。