フェンシング 世界選手権 日本銅メダル 女子フルーレ団体

フェンシングの世界選手権は29日、女子フルーレ団体が行われ、日本は3位決定戦でアメリカを破り銅メダルを獲得しました。

来年のパリオリンピックの予選をかねてイタリアのミラノで行われているフェンシングの世界選手権は29日、女子フルーレと男子エペの団体などが行われました。

このうち、女子フルーレは今大会の個人でベスト8入りした東晟良選手と東京オリンピック代表の上野優佳選手、それに宮脇花綸選手と菊池小巻選手の4人で臨みました。

団体戦は9試合を戦って先に45点を取ったチームか、合計ポイントの多いチームが勝ちとなります。

世界ランキング4位の日本は、準々決勝でカナダに45対34で勝ち、準決勝では世界1位で開催国のイタリアと対戦し、30対43で敗れて3位決定戦にまわりました。

3位決定戦では世界2位のアメリカと対戦し、日本は前半からリードしましたが、中盤で東選手が相手のエースで東京オリンピック金メダリストのリー・キーファー選手に得点を重ねられ、25対26と逆転されました。

しかし、続く宮脇選手が思い切りのよい攻撃で再び逆転して最後は東選手と上野選手が突き放し、45対34で勝って銅メダルを獲得しました。

日本がこの種目でメダルを獲得するのは2007年の大会以来、16年ぶりで、パリオリンピックの女子フルーレ団体の出場権獲得に向け、大きく前進しました。