ロシアのミサイル攻撃 住宅など被害 9人けが ウクライナ東部

ウクライナ東部ドニプロの地元当局などは28日、ロシアによるミサイル攻撃で住宅や治安機関の建物が被害を受け、9人がけがをしたと発表しました。

ウクライナ東部ドニプロの現場からの映像では、攻撃を受けたとみられる建物の外壁が崩れ、辺り一面にがれきが散乱している様子や救急隊員たちが活動している様子などが確認できます。

地元当局によりますと、この攻撃で9人がけがをし、中には14歳と17歳の子どもや77歳の女性も含まれているということです。

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNS上で、「ロシアによるテロが再び起きた。われわれの国民に対する侵略とテロを行っているロシアを罰するためにあらゆることを行う」と述べ、ロシア側を激しく非難しました。

一方、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは26日、アメリカの当局者の話として、ウクライナ軍が数千人規模の兵士をウクライナ南部に投入したと伝えました。

投入したのはザポリージャ州とみられ、兵士の多くが欧米各国による訓練を受け、供与された兵器を装備しているということです。

南部ではウクライナが反転攻勢を強めているとみられ、全体の戦況にどのような影響をもたらすのかが今後の焦点となりそうです。