JR宇都宮線 高崎線 湘南新宿ライン 運転再開

線路火災の影響で運転見合わせが続いていたJR宇都宮線と高崎線、それに湘南新宿ラインは、消火活動が終わり、安全が確認できたとして、午後2時10分に全線で運転を再開しました。

消防によりますと、29日午前9時40分ごろ、東京 北区の尾久駅付近で線路火災が発生し、消防車5台が駆けつけ消火活動を行ったということです。

JR東日本によりますと、この影響で宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインの運転見合わせが続いていましたが、現場では消火活動が終わり、安全が確認できたとして午後2時10分に全線で運転を再開しました。

尾久駅近くに住む男性「突然『ボン』という大きな音」

現場近くに住む男性が午前10時前に撮影した映像では、線路の脇から煙が吹き出る中、消火活動が行われている様子が写っています。

自宅のベランダから撮影したという男性は「突然、『ボン』という大きな音がしたのでベランダに出たら、線路脇のケーブルのようなものから激しく煙が出ていました。消防車が2台ほど到着して消火活動に当たり、すぐに煙は止まりましたが驚きました」と話していました。

尾久駅の近くで停車した電車に1時間ほど留め置かれたという40台の男性は「運転再開の見通しが立たない中、娘と一緒に長い時間車内で立っていました。1時間ほどして『尾久駅までは運転する』とアナウンスがあり、なんとか降りることができました」と話していました。