長期金利0.505%まで上昇 日銀の変動幅上限を上回る

28日の債券市場では、日銀が今の金融緩和策を見直すのではないかという見方から日本国債を売る動きが出て、長期金利は、0.505%まで上昇し、日銀が変動幅の上限とする0.5%を上回りました。

国債は売られると価格が下がって金利が上昇するという関係にあります。

28日の債券市場では日本国債が売られ、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、0.505%まで上昇しました。

日銀が変動幅の上限としている0.5%を上回るのは、ことし3月以来、およそ5か月ぶりです。

市場関係者は「日銀が金融政策を決める会合で今の金融緩和策を見直すのではないかという見方が出ている。このため、きょうの昼ごろにその結果が発表されるのを前にあらかじめ日本国債を売る動きが強まっている」と話しています。