藤井聡太七冠 タイトル防衛王手なるか「王位戦」第3局始まる

将棋の八大タイトルの1つ「王位戦」七番勝負の第3局が北海道小樽市で始まり、藤井聡太七冠(21)が今年度3つ目のタイトル防衛に王手をかけるか、挑戦者の佐々木大地七段(28)が1勝を返すか注目されます。

「王位戦」七番勝負の第3局は、北海道小樽市の旅館に対局室が設けられ、挑戦者の佐々木七段が先に入室し、続いて藤井七冠が盤の前に座りました。

対局は午前9時に始まり、先手の藤井七冠がお茶をひとくち含んで飛車先の歩を突くと、後手の佐々木七段も同様に歩を動かして応じました。

「王位戦」七番勝負は先に4勝したほうがタイトルを獲得し、第1局、第2局とも藤井七冠が連勝しています。

2人は今月にかけて行われた「棋聖戦」五番勝負でもタイトルを争い、藤井七冠が3勝1敗で防衛に成功しました。

「王位戦」4連覇がかかる藤井七冠が勝って今年度3つ目のタイトル防衛に王手をかけるか、タイトル初獲得を目指す佐々木七段が1勝を返すか、第3局の勝敗は26日に決まる見通しです。