JR山手線 全線で運転再開 見合わせは約4時間半 11万人に影響

JR山手線は、信号故障の影響での始発からおよそ4時間半にわたって運転を見合わせ、およそ11万人に影響が出ました。JR東日本が詳しい原因を調べています。

JR東日本によりますと、24日午前2時半ごろ、東京 品川区の大崎駅にある信号を制御する装置に故障が見つかったため、JR山手線は内回りと外回りの全線で始発から運転を見合わせました。

大崎駅の近くには車両基地があるため列車を出せない状況が続きましたが、部品を交換したことで復旧し、午前9時ごろに全線で運転を再開しました。

この間、運転見合わせはおよそ4時間半にわたり、合わせて68本が運休し、およそ11万人に影響が出たということです。

その後も運転本数が少ない状況が続きダイヤが乱れていましたが、JR東日本は午前11時ごろには平常どおりに戻ったとしていて、振り替え輸送も終了したということです。

JR東日本は、引き続き詳しい原因を調べています。

午前9時ごろ JR新宿駅の様子

午前9時すぎ、JR新宿駅の南口では改札の周辺は大勢の人で混雑していました。

運転見合わせは始発から4時間以上にわたっていて中には駅の係員に遅延の証明を求める人の姿もみられました。また、一部の路線のホームでは「混雑のため入場を制限しています」というアナウンスが流れていました。

運転再開の少し前、通勤のため山手線を利用するという20代の男性は「会社に遅刻しそうで困っています。早く再開してほしいです」と話していました。