台湾の外交公電がネットに流出か 中国関与の可能性含め調査

台湾の外交公電などとされる文書がネット上に流れ、情報機関が中国の関与の可能性も含めて調査していることが明らかになりました。

ロイター通信によりますと、文書はインターネットの掲示板に投稿され、TPP=環太平洋パートナーシップ協定への中国と台湾の加入申請に関する外交公電とされるものや、台湾がアメリカと進めている貿易交渉に関する機密扱いの報告書などが含まれているということです。

ロイター通信の取材に対し、2人の当局者は、文書の一部について「本物だ」または「本物のようだ」と話しているということです。

これについて台湾の情報機関の国家安全局はNHKの取材に対し「公文書の疑いがあるものが最近、ネット上に流れたことは承知している。これらの情報の出どころや、中国が関与しているかどうかを、関係部門が調査している」とコメントしました。