アーティスティックS 日本が銀 チームのフリールーティン

福岡市で行われている水泳の世界選手権、アーティスティックスイミングのチームのフリールーティンで日本は銀メダルを獲得しました。チーム種目ではアクロバティックルーティンの銅メダルに続く今大会2つ目のメダルです。

福岡市で行われている水泳の世界選手権は大会8日目、アーティスティックスイミング、チームのフリールーティン決勝に予選を3位で通過した日本が臨みました。

冒頭から高さのあるダイナミックなジャンプ技を決めると、チェスをテーマに、盤上を動く駒を、目まぐるしく変わるフォーメーションや手の動きで豊かに表現しました。

また、水中で無呼吸で行う連続した足技も正確に決めて317.8085をマークし、去年の世界選手権の銅メダルを上回る銀メダルを獲得しました。

チーム種目ではアクロバティックルーティンの銅メダルに続いて今大会2つ目のメダルです。

一方で、今大会、混合デュエットのテクニカルルーティンで金メダルを獲得した佐藤友花選手は、弟の陽太郎選手とのペアで混合デュエットのフリールーティン予選に出場する予定でしたが、陽太郎選手の体調不良のため棄権しました。

吉田「メダルを獲得できてうれしい」

アーティスティックスイミング、チームのフリールーティンで銀メダルを獲得した日本のキャプテンを務める吉田萌選手は「チームのテクニカルルーティンで4位となり、悔しい思いをしていたので、きょうはすべての技が認定され、メダルを獲得できてうれしい」と率直な思いを話しました。

予選から演技構成を変えて臨んだ決勝については「プールサイドに出てくるギリギリまで振り付けを確認した。間違えられない状況だったので集中して、考えて考えて泳ぐことができた」と振り返りました。

今シーズンからルールが大幅に変わるなかでの今大会までの道のりについては「振り付けを変えて、試行錯誤してやってきた。正直、積み重ねてきた練習というよりは、毎回変えて対応してきた。これからもこれは続くと思うが新ルールに乗り遅れずにやっていきたい」と話していました。