夏休み レジャーなどで使うお金 世帯平均7.2万円余 民間調査

ことしの夏休みにレジャーなどで使うお金は、旅行に出かける人が多くなると見込まれることから、1世帯当たりの平均で7万2000円余りと、去年より4000円以上増えるというアンケート結果がまとまりました。

明治安田生命は、6月中旬から下旬にかけて全国の20代から50代を対象にインターネットでアンケート調査を行い、1100人余りから回答を得ました。

それによりますと、ことしの夏休みにレジャーなどにいくら使うか尋ねたところ、1世帯当たりの平均は7万2668円となりました。

これは去年よりも4036円増えて2年連続の増加となり、新型コロナの感染拡大の影響で過去最低となったおととしと比べると、1万8861円増えています。

また、夏休みに使う金額を去年より「増やす予定」と答えた人の割合は全体の16.6%で、このうち6割以上が旅行に行くことを理由にあげています。

一方、「減らす予定」と答えた人は15%で、このうち6割以上が物価の上昇で家計が厳しくなったことを理由にあげています。

明治安田総合研究所の前田和孝エコノミストは「コロナ禍からの反動や賃上げで旅行を楽しもうという人も多い。物価が上がっていることで消費を抑える動きもあるが、全体としては明るい結果となった」と話しています。