米海岸でラッコがサーファー威嚇 サーフボードにも乗り 騒ぎに

アメリカ西部カリフォルニア州の海岸で、人に育てられたあと3年前に海に放されたラッコが、サーファーを威嚇したりサーフボードに乗ったりする被害が相次ぎ、関係機関が1週間以上にわたって保護を試みる騒ぎとなっています。

カリフォルニア州のサンタクルーズの海岸では、1か月ほど前からラッコがサーファーに対して攻撃的な態度をとるケースが相次いでいます。

このラッコは人に育てられたあと3年前に海に放された5歳のメスで、今月13日からアメリカの自然保護当局や地元の水族館が保護を試みています。

地元の水族館の担当者は「保護して水族館などで長期的にケアする必要がある」と指摘しています。

今月9日には、サーフボードの上にあがり、サーファーが取り戻そうとしてもなかなかボードから離れようとしない様子が映像に捉えられました。

一方、ラッコの見物に海岸を訪れる人は増え、地元の住民からは「誰かにかみついたわけではないし、放っておくべきだ」という声も上がっています。

SNSにはファンアカウントも登場するなど人気が高まっていて、ラッコをどうするのか議論になっています。