JICA 田中理事長 ウクライナ ゼレンスキー大統領を表敬訪問

JICA=国際協力機構の田中明彦理事長は、ウクライナのゼレンスキー大統領を表敬訪問し日本からの復興支援について意見を交わしました。ゼレンスキー大統領からは地雷の除去などでさらなる支援の要望が寄せられ、JICAとして検討を進めたい考えを示しました。

ウクライナを訪れているJICAの田中理事長は18日、首都キーウでゼレンスキー大統領を表敬訪問しました。

この中でゼレンスキー大統領は「日本と対話を重ねることはウクライナにとってとても重要だ」と述べたうえでJICAに対して地雷の除去や、兵士に対する精神的なケアでのさらなる支援への要望が寄せられたということです。

一方、田中理事長はシュミハリ首相など政府幹部も表敬訪問し、復旧復興に日本の民間企業がどう関わっていくかなどについても意見を交わしたということです。

ゼレンスキー大統領はじめ政府幹部への訪問の結果を踏まえJICAとしてさらなる支援について検討を進めたい考えで、田中理事長は「第2次世界大戦や東日本大震災を経験した日本の協力に期待する声を多くの人からもらった。復興に向けて日本の経験は参考になると思うので関係国とも協力して進めたい」と話していました。