東北 日本海側 あすから再び大雨のおそれ 土砂災害など警戒

前線の活動が再び活発になるため、記録的な大雨で浸水や土砂災害が相次いだ秋田県など東北の日本海側を中心に、18日から20日の木曜日ごろにかけて大雨になるおそれがあります。引き続き、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に警戒するとともに、最新の情報に注意し早めの備えを進めてください。

気象庁によりますと、前線の影響で、15日から16日にかけて記録的な大雨となった秋田県など東北では、高気圧のふちを回って暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、17日も断続的に雨が降っています。

18日から再び前線が東北にのび活動が活発になる見込みで、東北では18日から20日の木曜日ごろにかけて激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。

東北の日本海側では、
▽18日夕方までの24時間に降る雨の量が、多いところで80ミリ、
▽19日夕方までの24時間には、50ミリから100ミリと予想されています。

さらに、
▽20日、木曜日の夕方までの24時間には、50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。

秋田県など東北では、これまでの大雨で地盤が緩んでいるほか、護岸が損傷したり増水したりしている川もあり、今後、少しの雨でも災害の危険度が高まるおそれがあります。

土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に警戒し、山の斜面や増水した川、渓流などには近づかないようにしてください。

また、前線の南下に伴い、北陸や新潟県でも19日から20日ごろにかけて大雨のおそれがあります。最新の気象情報に注意し、早めの備えを進めてください。