九州北部の大雨から1週間 ボランティアが土砂の撤去作業 福岡

九州北部で大きな被害が出た記録的な大雨から17日で1週間となり、浸水被害や土砂災害が相次いだ福岡県久留米市では、連休最終日の17日もボランティアの人たちが、家の中に流れ込んだ土砂の撤去作業などを進めています。

久留米市では、社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを開設し、今月13日から被災地で支援活動が行われています。

連休最終日の17日は、ボランティアおよそ300人が集まり、要請があった住宅で活動にあたっています。

このうち、久留米市田主丸町の上野恵子さんの住宅では、今回の記録的な大雨で近くを流れる巨瀬川があふれ、深さ10センチほど床上浸水したということです。

住宅では、ボランティアの人たち25人が、ぬれて使えなくなった畳を運び出しました。

そして、シャベルを使って、家の中に流れ込んだ土砂の撤去作業などを進めていました。

糸島市からボランティアに参加した会社員の男性は「被災者は心細いと思い、少しでも力になろうと参加しました」と話していました。

上野さんは「自分たちでは手のつけようがなく、感謝しています。この暑さの中、本当にありがたいです」と話していました。