愛知で39度超 命に関わる危険な暑さに あすも暑さ続く見込み

17日も東北から九州にかけての広い範囲で気温が上がり、愛知県で39度を超えるなど命に関わる危険な暑さとなりました。
18日の朝にかけても、25度を下回らない熱帯夜が予想されているほか、日中は関東甲信や東海で危険な暑さが続く見込みで、引き続き熱中症に厳重に警戒してください。

気象庁によりますと、17日も太平洋高気圧の張り出しが強まり、東北から九州にかけての広い範囲で晴れて強い日ざしが照りつけ、各地で気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽愛知県豊田市で午後3時20分に39.1度を観測したほか、
▽山梨県甲州市勝沼で38.8度、
▽岐阜県多治見市で38.7度、
▽岐阜県美濃市で38.3度などと、命に関わる危険な暑さとなりました。

また、
▽甲府市や長野県飯田市南信濃で37.8度、
▽京都市や埼玉県越谷市、群馬県桐生市で37.7度、
▽名古屋市で37.4度、
▽福島県伊達市で37.3度、
▽東京の都心や福岡県久留米市で36.2度などと、全国の200近くの観測点で35度以上の猛暑日となりました。

18日の朝にかけても各地で気温が25度を下回らない熱帯夜が予想されています。

▽夜間も冷房を適切に使用するほか、
▽寝る際は枕元に水を置き、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど対策を続けてください。

また、日中は関東甲信や東海で危険な暑さが続く見込みです。

18日の日中の最高気温は、
▽埼玉県熊谷市で39度、
▽名古屋市と岐阜市、さいたま市、前橋市で38度、
▽東京の都心や甲府市、奈良市で37度、
▽大阪市や津市、宇都宮市、大分県日田市で36度、
▽福岡市や岡山市、高松市で35度などと予想されています。

気象庁と環境省はあすも熱中症の危険性が高まるとして、東京都と埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、和歌山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の大東島地方に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

連日の暑さで、熱中症の疑いで病院に搬送される人が相次いでいます。

引き続き熱中症に厳重に警戒し、日中は外出をなるべく避けて特別な場合以外は運動を行わないようにするほか暑さやのどの渇きを感じにくいお年寄りや小さな子どもなど、周りに体調を崩している人がいないか声をかけあうようにしてください。

東京都内 熱中症の疑いで103人救急搬送

東京消防庁によりますと、都内では17日午後9時までに熱中症の疑いで6歳から95歳までの男女合わせて103人が救急搬送されたということです。

このうち1人が重篤な状態、2人が重症、41人が中等症、59人が軽症だということです。

東京消防庁はのどが渇く前にこまめに水分を補給するなど、対策を徹底するよう注意を呼びかけています。

岡山 大会中に児童4人 熱中症疑いで搬送

岡山市消防局によりますと、17日午後1時半ごろ、岡山市北区吉備津の鯉山小学校で男子児童1人が体調不良を訴えていると通報がありました。

その20分後にも、ほかの男子児童3人が体調不良を訴えていると通報があり、あわせて4人を病院に搬送したということです。いずれも熱中症とみられ、全員、命に別状はないということです。

消防などによりますと、4人はこの小学校の校庭で行われていたスポーツ少年団のソフトボール大会に参加していたということです。

岡山地方気象台によりますと、午後1時半時点の岡山市の気温は34度で、その後、さらに上昇し、2日連続で最高気温が35度以上の猛暑日となりました。