東京 港区の路上 ジョージア駐日大使の車が交通トラブル

14日正午ごろ、東京 港区でジョージアの駐日大使が乗った車の運転手から「交通トラブルで胸倉をつかまれた」と通報があり、警視庁が詳しい経緯を調べています。大使などにけがはありませんでした。

14日正午ごろ、東京 港区赤坂にあるジョージア大使館近くの路上で、ティムラズ・レジャバ駐日大使が乗っていた車の運転手から、「交通トラブルで胸倉をつかまれた」と警視庁に通報がありました。

警視庁や大使館によりますと、前に止まった車から降りてきた男性が、レジャバ大使が乗った車の運転席のドアを開けたということで、大使が投稿したツイッターには、車内に向かって手を突き出す様子が映っています。

大使や運転手にけがはないということです。

警視庁は、車の通行をめぐってトラブルになったとみて、男性から話を聞くなどして詳しい経緯を調べています。

レジャバ駐日大使「どんなかたちであれ暴力は許されない」

ティムラズ・レジャバ駐日大使は、大使館の前で報道陣の取材に応じ、「トラブルの相手は、車のドアを開けて運転手の腕をつかんだほか、その状況を撮影しようとした私のほうにも手を伸ばしてきた」などと当時の状況を説明しました。

そのうえで、「相手は『どこの国だ!』と叫んでいたので、私たちが外交官であることは理解していたはずだ。私自身を狙ったのか、たまたまなのか判断はつかないが、どんなかたちであれ暴力は許されない。相手への敬意は国際社会で重要であり、これを欠いてはいけない」と話していました。