日産「セレナ」など5車種 約70万台をリコール

日産自動車はエンジン部品の設計の不備により走行できなくなるおそれがあるなどとして、「セレナ」など5車種あわせておよそ70万台のリコールを国土交通省に届け出ました。

届け出があったのは4件のリコールで、対象は日産自動車の「ノート」「セレナ」「キックス」「ノート オーラ」「リーフ」の5車種で、2016年8月からことし3月までに製造されたおよそ69万9000台です。

国土交通省によりますと、このうち「ノート」「セレナ」「キックス」の3車種およそ48万4000台は、エンジン部品の設計の不備が要因で、53件の不具合の報告があるということです。

また、「セレナ」12万6000台余りはエンジンルーム内のハーネスの不適切な配置が要因で、19件の不具合の報告があるということです。

どちらも最悪の場合、モーターが停止して走行できなくなるおそれがあるとしています。

このほか、「ノート」や「セレナ」など5車種、47万8000台余りが制御プログラムが不適切だったとして、また「ノート オーラ」およそ6400台はライトに不具合があったとしてリコールとなっていて、複数のリコール対象となっている車種があります。

日産は、いずれのリコールについても14日から販売店で点検し、不具合があった場合には部品の交換やプログラムの修正を無償で行うとしています。