佐賀 唐津 土砂崩れ 連絡とれない男性の捜索 雨で中断後に再開

佐賀県唐津市の、2人が死亡した土砂崩れの現場では、12日、連絡がとれていない男性1人の捜索が行われています。捜索は雨の影響で一時中断していましたが、午後1時から再開されました。

佐賀県唐津市浜玉町では10日早朝、大雨による土砂崩れで住宅2棟が巻き込まれ、70歳の女性と79歳の男性が死亡し、50代の男性と連絡が取れなくなっています。

現場では12日も午前7時ごろから警察や消防、それに自衛隊が200人態勢で捜索にあたっています。

午前中、雨が激しくなってきたため捜索活動は一時中断されましたが、午後1時から再開されました。

消防などによりますと、土砂の撤去には重機を使い始めているほか、災害救助犬も捜索活動に参加するということです。

また、この土砂崩れで死亡した79歳の男性が、11日、川の河口付近で見つかったことから、12日は捜索の範囲を現場付近から下流に広げて捜索にあたっています。

父親「安否が心配でいてもたってもいられない」

佐賀県唐津市浜玉町で起きた土砂崩れで、今も連絡が取れず捜索が続いている50代の男性について、78歳の父親は「土砂崩れが起き家が巻き込まれたと近所の人から連絡が来て、びっくりした。食べ物の好き嫌いもなく何でも食べ、昔から真面目でいい息子だった。このごろは週に1度実家に帰ってきていてみんなでビールや日本酒を飲みながら昔の話をよくしていた。安否が心配で、いてもたってもいられない」と涙ながらに話していました。