青木幹雄元官房長官のお別れの会 約300人参列 島根

官房長官や自民党の参議院議員会長などを歴任し、先月89歳で亡くなった青木幹雄氏のお別れの会が、地元の島根県出雲市で行われました。

青木幹雄氏は島根県出身で、官房長官や自民党の参議院議員会長などを歴任し、先月11日に老衰のため89歳で亡くなりました。

9日は地元の出雲市でお別れの会が行われ、国会議員や島根鳥取両県の知事をはじめ、政財界の関係者など、およそ300人が参列しました。

この中で、島根1区選出の細田博之衆議院議長は「小渕元総理大臣が入院した際に官房長官として昼夜働き、1秒たりとも国政の停滞を招かずに次の内閣に引き継いだのは政治史に残る業績だ。私たちも一致団結して島根のために頑張ると誓う」と弔辞を述べました。

続いて、小渕元総理大臣の次女の小渕優子衆議院議員は「親代わりの人を失って悲しい。門下生として政治と人生を学び、幹雄先生が残した未完の道の完成を目指して歩みを進める覚悟だ」と述べました。

このあと、参列者は祭壇に掲げられた遺影の前に玉串をささげて青木氏との別れを惜しみました。

これを受けて、青木氏の長男の青木一彦参議院議員は「父は政治家冥利(みょうり)に尽きる人生で、県民に支えてもらったたまものだ。私も父の遺志を引き継いでふるさとの発展と日本のために精進したい」と謝辞を述べました。