カテーテル処置後に患者死亡 神戸の病院 処置当面中止に

神戸市にある病院で、複数の患者がカテーテルを使った治療や検査のあと死亡し、神戸市が立ち入り検査を行ったことをめぐり、病院が循環器内科でのカテーテルを使った処置を当面、中止することが関係者への取材で分かりました。

神戸市垂水区にある「神戸徳洲会病院」によりますと、ことしに入ってから循環器内科でカテーテルと呼ばれる細い管を使った治療や検査を受けたあと患者が死亡した事例が複数あったということです。

神戸市は、対応の不備などを指摘する情報が寄せられたことから臨時の立ち入り検査を行い、安全管理体制などについて調べています。

関係者によりますと、病院は7日、循環器内科のカテーテルの治療や検査を当面、中止することを決めました。

患者が死亡した事例には循環器内科の1人の男性医師が関わっていたということです。

病院は「医療事故があったとは考えていない」とした上で、今月14日に院内に医療安全調査委員会を設け、死亡との関係などについて調べるとしています。