夏の全国高校野球地方大会 東京大会で特別支援学校が初出場

夏の甲子園を目指す全国高校野球の地方大会が関東甲信の各地で8日、開幕しました。東京大会では、特別支援学校が初めて出場し、生徒たちが元気に行進しました。

東西にわかれて行われる東京大会は8日、神宮球場で開会式を開き、東西の252チームのうち245チームの選手たちが行進しました。

このうち西東京大会には、ことし、世田谷区の「青鳥(せいちょう)特別支援学校」が都内の特別支援学校として初めて出場しています。

部員は7人しかいないため、ほかの2校と連合チームを組んでの出場で、選手たちは大きく手を振り緊張した表情で行進していました。

新型コロナの影響で選手全員の参加や、マスクなしでの声を出しての応援が認められたのは4年ぶりとなり、観客席からは大きな拍手や選手に呼びかける様子がみられました。

青鳥特別支援学校の山口大河キャプテンは「たくさんの選手がいて、こんな選手たちと戦えると思うとワクワクしています。まずは1勝できるように全力で頑張りたいです」と話していました。

久保田浩司監督は「夢の舞台に立って、生徒たちもすこし立派になったなと思いました。いろんな方に応援していただきたい」と話していました。

日程が順調に進めば、西東京大会は今月29日に、東東京大会は今月30日に、それぞれ決勝が行われます。