大谷翔平 3年連続100本目のヒット 試合前には屋外で打撃練習も

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がドジャース戦で今シーズン100本目のヒットを打ちました。大谷選手が1シーズンに通算100安打をマークするのは3年連続4回目です。

大谷選手は7日、相手の本拠地、ドジャースタジアムで行われたドジャース戦に6月4日以来となる1番・指名打者で先発出場しました。

ここ3試合、ヒットが出ていなかった大谷選手は1回の最初の打席は低めの変化球をひっかけてファーストゴロとなりましたが、4点を追う4回の第2打席で初球をとらえてライト前に運び4試合ぶりにヒットを打ちました。

大谷選手はこれが今シーズン100本目のヒットで、1シーズンに通算100安打をマークするのは3年連続4回目です。

大谷選手のヒットをきっかけにエンジェルスはこの回、3対4と追い上げました。

6回の第3打席はフォアボール、7回の第4打席は2アウト一塁の場面で見逃し三振でした。

大谷選手はこの試合3打数1安打、フォアボールが1つで打率は2割9分7厘となりました。

エンジェルスは一時、追い上げたものの、その後、追加点を奪われて4対11で大敗し4連敗となりました。

自己最速でのシーズン100安打

大谷選手がシーズン100安打をマークするのは3年連続4回目ですが、オールスターゲーム前のシーズン前半での到達は初めてで、自己最速での到達となりました。

大谷選手はホームラン22本を打って新人王を受賞した大リーグ1年目の2018年は93安打で、2年目の2019年に自身初めてシーズン100安打をマークしました。

▽ホームラン46本を打ってシーズンMVP=最優秀選手を受賞したおととしもシーズン100安打に到達したのは8月3日のレンジャーズ戦で
▽自己最多の160安打をマークした昨シーズンも100安打到達は8月7日のマリナーズ戦でした。

ここまでリーグ6位の打率2割9分7厘をマークしていることしは、昨シーズンを1か月も上回るペースでシーズン90試合目に100安打に到達し、このペースをシーズン終了まで保てば自己最多を更新する180安打に達する勢いです。

試合前に約1か月半ぶりにグラウンドで打撃練習

大リーグやプロ野球では試合前に選手たちが順番にグラウンドでバッティング練習を行いますが、大谷選手はシーズン中は基本的に屋外でのバッティング練習には参加せず、室内で練習しています。

今シーズン、これまでに屋外でバッティング練習をしたのは、ことし4月のニューヨークでのヤンキース戦、5月に本拠地で行われたレッドソックス戦の2回だけでしたが、7日はドジャースタジアムでおよそ1か月半ぶりに屋外のバッティングケージに入りました。

大谷選手はフルスイングではないものの23スイング中、フェンスを越える当たりを8本見せる豪快なバッティングを披露し、レフトや左中間方向を中心に打球を飛ばしていました。

外野スタンドにはドジャースのファンを中心に、すでに大勢のファンが詰めかけていて、大谷選手の打球をキャッチしようとスタンドを走り回る姿も見られました。

大谷選手は7月2日のダイヤモンドバックス戦で31号ホームランを打ったのを最後に、3日からのパドレス戦では今シーズン自身初の3試合連続ノーヒット、チームも3連敗と苦しい状態が続いていて、シーズン前半最後となるドジャースとの2連戦で復調したいところです。

また、試合前にはプロ野球 日本ハム時代のチームメートのルイス・メンドーサさんが球場を訪れ、ベンチで大谷選手とことばを交わす場面もありました。

大谷選手は、親交があるメンドーサ選手の息子のマルセロくんに「めっちゃ、でかくなってる」と笑顔で声をかけ、サインボールをあげたり記念撮影をしたりしていました。