世界文化遺産 毛越寺で木や草焼け焦げる 不審火か 岩手 平泉町

世界文化遺産に登録されている岩手県平泉町の毛越寺で、敷地の木や草が焼け焦げているのが相次いで見つかり、警察は不審火とみて捜査しています。

岩手県教育委員会によりますと、6月14日、世界文化遺産に登録されている毛越寺の中心にある本堂や池から数百メートルほど離れた敷地の中で、草刈りをしていた作業員が焼け焦げた枯れ枝などを発見しました。

さらに、今月5日にも焼け焦げた木が見つかり、これまでに寺の中心部から数百メートル離れた敷地に点在している合わせて26本の木やその周辺の草などが被害を受けたということです。

教育委員会は警察に通報し、辺りに火の気はないことから、警察が不審火とみて捜査を進めています。

県教育委員会は被害を受けたエリアは中心部から離れていて、史跡の価値に影響はないとしていますが、今後、防犯カメラの設置などを検討しています。