沖縄に配備されているアメリカ海兵隊のMV22オスプレイの日本国内での運用について、日米両政府は、平成24年、低空飛行訓練はおよそ150メートル以上の高度で行うことなどで合意しました。
一方で、防衛省によりますと、オスプレイのパイロットは、定期的におよそ60メートルの高度で飛行する訓練が義務づけられていて、これまで在日アメリカ軍はこの訓練を海外で行っていましたが、日本国内で行えるよう高度の引き下げを求めていました。
そして、日米双方の実務者による「日米合同委員会」で、これまでより低いおよそ60メートルから150メートルの高度で、今月10日以降、オスプレイの飛行訓練を行うことで新たに合意しました。
対象区域は、住宅地などの上空を避けた山岳地帯で、沖縄県内ではこの高度での訓練は行わないとしています。
防衛省は「災害を含む緊急事態に捜索や救難活動を行う際、要救助者を上空から発見などするために必要不可欠な訓練だ。安全対策は徹底する」としています。
在日米軍オスプレイ “より低い高度で訓練” 日米両政府で合意
在日アメリカ軍の輸送機オスプレイの飛行訓練について、日米両政府は、今月10日以降、これまでより低いおよそ60メートルから150メートルの高度で行うことで合意しました。