各地で熱中症とみられる症状 大阪 千葉で体調不良の児童相次ぐ

7日、大阪と千葉の小学校で体育やプールの授業に参加した児童が相次いで熱中症とみられる体調不良を訴えました。消防によりますと、病院に搬送された児童もいるということですが、いずれも症状は軽いということです。

大阪 リレーの練習で小学生12人搬送

7日午後1時すぎ、大阪 東成区の神路小学校で「体育の授業で運動をした児童が気分不良を訴えている」と教員から消防に通報がありました。

消防によりますと、6年生の児童17人が頭痛などの症状を訴えていて、午後2時半現在で、このうち12人が病院に搬送されました。いずれも症状は軽いということです。

大阪市教育委員会によりますと、気分不良を訴えた児童たちは午前11時45分から始まった4時間目の体育の授業で、リレーの練習をしていたということです。

大阪市は7日午前中から30度を超える厳しい暑さとなっていました。

千葉 プールの授業後 小学生6人搬送

消防や千葉市教育委員会によりますと、7日正午前、千葉市稲毛区の稲丘小学校で、4年生の児童8人がプールの授業を受けたあと、けん怠感や呼吸の苦しさなどを訴えました。

このうち6人が病院に搬送されて、熱中症と診断されましたが、いずれも命に別状はなく、すでに帰宅したということです。

児童は、3クラス合同で1時間目と2時間目にプールの授業を受けていたということです。

7日、千葉市では午前11時40分すぎに、ことし最も高い33.3度の最高気温を観測していました。

厳しい暑さが続いているため、熱中症に警戒し、我慢せずに適切に冷房を使用するほか、のどが渇いていなくても定期的に水分を補給するなど、対策をとってください。