台湾 蔡英文総統 “誰が次の総統でも米との関係発展続く”

台湾の蔡英文総統は、アメリカの代表機関が開いたレセプションであいさつし、来年1月の総統選挙で誰が新たな総統に選ばれても、台湾とアメリカとの関係は発展し続けると強調しました。みずからの政権下で関係強化が進んだという自負をにじませた形です。

2期8年の任期が残り1年を切った台湾の蔡英文総統は、6日夜、台北にある「アメリカ在台協会」が開いたレセプションに出席し、あいさつしました。

この中で蔡総統は「アメリカの支持が台湾の人たちに自信を持たせている」と感謝を示し、「自信を持った台湾が地域の平和に不可欠だ。私たちの強いパートナーシップによって地域と世界がよりよくなる」と述べました。

また「過去7年間に私たちは多くのことを行い、めざましい成果をあげた。このパートナーシップは、誰が次の総統になっても発展し続けるだろう」と強調しました。

蔡総統としては、みずからの政権下で台湾とアメリカの関係強化が進んだという自負をにじませた形です。

会場には、来年1月の総統選挙に立候補を予定している民進党の頼清徳副総統、国民党の侯友宜新北市長、民衆党の柯文哲前台北市長の有力3候補も顔をそろえ、総統の座を目指すうえでアメリカとの関係づくりが重視されていることをうかがわせていました。