大谷選手は4日、サンディエゴで行われたダルビッシュ有投手が所属するパドレス戦に先発ピッチャー兼3番・指名打者で出場しました。
大谷選手は1回を120キロ台のカーブで見逃し三振を奪うなど打者3人で抑えると、2回と3回はランナーを背負いながらも粘り強く投げて得点を許しませんでした。
4回は、2アウトからヒットとフォアボールで一塁二塁のピンチを招き、続くバッターにタイムリーツーベースヒットを打たれて2点を先制されました。
さらに1対2となった6回には先頭バッターにヒットを打たれたあと、ツーランを含む2者連続ホームランで3点を追加されました。
大谷翔平 オールスターゲーム前最後の先発 6回途中5失点 4敗目
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、オールスターゲーム前、最後の先発登板となるパドレス戦に投打の二刀流で出場しましたが6回途中5失点で4敗目を喫しました。
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大谷選手は次のバッターに対して1球を投げたところで、ベンチに下がりそのままマウンドを降りました。
球団によりますと右手中指のマメの影響で交代したということです。
大谷選手は6回途中までに86球を投げ5つの三振を奪いましたが、打たれたヒットは7本、フォアボール4つを出して今シーズン最多に並ぶ5失点と苦しみ防御率は3.32となりました。
一方、バッターでは1回の第1打席が空振り三振、4回の第2打席がレフトフライ、6回の第3打席がファーストゴロ、マウンドを降りたあと指名打者として残りましたが、9回にまわってきた打席で代打が送られました。
大谷選手は3打数ノーヒットで打率は3割ちょうどまで下がりました。
試合はエンジェルスが5対8で敗れ大谷選手が負け投手となり、今シーズンの成績は7勝4敗となりました。
ネビン監督「爪の割れた部分はアクリルでコーティング」
エンジェルスのネビン監督は試合後、大谷選手の右手中指の爪の状態について「私の理解では、爪の割れた部分にはアクリルでコーティングをして試合に臨んでいた。6回の前に彼と話した時には親指を立てて大丈夫だと言っていたが、実際、いくつかのボールはそれまでとは明らかに異なっていた」と振り返っていました。
また、ピッチャーとして交代したあとの打席で大谷選手に代打を送ったことについては「痛みがあるのは分かっていた。点差も開いていたし相手投手も左腕だったので、指の状態でというより試合の状況で判断した。バッティングには影響は無かったと思う」と説明しました。