エンジェルス トラウト 左手骨折 10日間けが人リスト入り

大リーグ、エンジェルスでMVP=最優秀選手を3回受賞しているトラウト選手が4日、左手の有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折したとして10日間のけが人リストに入りました。

ここまで大谷翔平選手に次ぐチーム2位のホームラン18本を打っていたトラウト選手は2番・センターで先発出場した3日のパドレス戦でスイングした際に左手を痛め、そのまま途中交代しました。

一夜明けた4日、エンジェルスはトラウト選手が左手の有鉤骨を骨折したとして10日間のけが人リストに入れたと発表しました。

有鉤骨の骨折は折れた骨片を取り除く手術を行う場合、一般的に1か月から2か月程度離脱するケースが多く、4日の試合前に取材に応じたトラウト選手は手術を受けるかどうかはまだわからないとしたうえで「今シーズン中に復帰できるか」と聞かれると「もちろんだ」と答えていました。

トラウト選手の代わりには傘下のマイナーリーグで今シーズン23本のホームランを打っている外野手のアデル選手が昇格しました。

また、4日の試合はセンターにモニアック選手が入りました。

けが人が相次いでいるエンジェルスは開幕から好調だったアーシェラ選手が骨盤を骨折して今シーズン中の復帰が難しいほか、ショートの定位置をつかんでいた新人のネト選手も脇腹を痛めて離脱しています。

そのため、先月下旬にムスタカス選手やエスコバー選手といった大リーグで実績のあるベテラン選手を獲得したものの、今月に入ってもここまでチーム3位のホームラン14本を打っていたドルーリー選手が左肩の痛みで離脱するなど9年ぶりのプレーオフ進出に向けて苦しい状況が続いています。