御嶽山で開山式 「八丁ダルミ」今月末にも規制解除の見通し

噴火による死者・行方不明者が63人にのぼった長野と岐阜の県境にある御嶽山で開山式が1日、行われました。噴火以降、立ち入り規制が続いている登山道の「八丁ダルミ」は今月末にも規制が解除される見通しです。

ふもとの長野県王滝村で行われた開山式では、周辺の自治体の関係者などおよそ40人が、9年前の噴火の犠牲者に黙とうをささげたあと、今シーズンの安全を祈願しました。

王滝村側の登山道「八丁ダルミ」は、噴火以降、立ち入りの規制が続いていますが、これまでに避難シェルターの設置などが進み、現地での最終的な確認が終われば、今月29日にも規制が解除される見通しです。

王滝村の越原道廣村長は「規制は解除されたとしても活火山であることを認識し、ヘルメットの着用など安全に登山してほしい」と話していました。

御嶽山の山頂へは、木曽町側からの登山道が1日から通れるようになっています。