大谷翔平 30号ホームラン 3年連続30号に到達 日本選手初

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が30日のダイヤモンドバックス戦で飛距離150メートルを超える今シーズン30号の豪快なホームランを打ちました。日本選手で大リーグで3シーズン連続で30本以上のホームランを打ったのは大谷選手が初めてです。

大谷選手は30日、本拠地アナハイムで行われたダイヤモンドバックス戦に2番・指名打者で先発出場し1回の第1打席がフォアボール、3回の第2打席はファーストゴロでした。

6回の第3打席は変化球を鋭く振り抜くと、ライトスタンドの上段付近まで運び今シーズン30号となるソロホームランを打ちました。

打球速度は185.2キロ、飛距離は自己最長を更新する150.2メートルの豪快な当たりで大リーグで3シーズン連続で30本以上のホームランを打ったのは大谷選手が初めてです。

1対6で迎えた8回の第4打席は、ノーアウトから再びフォアボールで塁に出て相手のエラーも絡むなどして得点につながりました。

大谷選手は2打数1安打1打点フォアボールが2つで連続試合ヒットを「8」に伸ばし打率は3割1分に上がりました。

試合は、エンジェルスが2対6で敗れて3連敗です。

大谷選手が6月に打ったホームランは自身の月間最多を更新する15本となり、月間打率も3割9分4厘と活躍しました。

また、ホームラン数は両リーグを通じて単独トップで、アメリカンリーグ2位のホワイトソックス、ロバートJr.選手に6本差をつけているほか、打点もリーグ2位に1打点差の「67」としてトップに立っています。

飛距離は自身最長の150.2メートル

大谷選手の今シーズン30号ソロホームランはダイヤモンドバックスの先発、ヘンリー投手の135キロのスライダーを完璧に捉え、ライトスタンドに運びました。

この打球の飛距離は自身最長となる150.2メートルの特大の当たりで、打球速度も185.2キロという強烈な1打に大谷選手は打った瞬間、ホームランを確信した様子でした。

得意の6月 おととしも月間MVPを獲得

▽打率3割9分4厘。
▽ホームラン15本。
▽29打点。

「ベストの状態に近い」と大谷選手本人が認めるとおり、6月は特筆に値すべき成績を残しました。

大谷選手はこれまでも6月に好成績を残す傾向があり、シーズン終盤までホームラン王争いを繰り広げたおととしも6月の成績が最もよく3割9厘、ホームラン13本、23打点で初めて月間MVP=最優秀選手に選ばれました。

大リーグ通算成績では6月に109試合に出場し打率3割3分6厘、ホームラン43本、91打点と月別でもっとも好成績を残しています。

6月に好調な理由について大谷選手は「バッティングの悪いところが改善されていることや、シーズンが進んでいくことで打席での慣れも含めてよくなるのではないかと思う」と分析していました。

得意とする6月を特大のホームランで締めくくった大谷選手。

他球団からのマークがさらに厳しくなる中、どこまでこの勢いが続くのか?。

後半戦に向けた見どころの1つになります。