福岡 岡垣町 倒壊した住宅から90歳女性を救助 命に別状なし

1日朝、福岡県岡垣町で住宅が倒壊しているのが見つかり、壊れた建材の隙間に取り残されていた90歳の女性が救助されました。女性は搬送先の病院で手当てを受けていますが、けがの程度は軽いということです。

7月1日午前6時ごろ、岡垣町波津で住宅が倒壊しているという通報があり、消防が現場を確認したところ、木造平屋建ての住宅が潰れるような形で壊れているのが見つかりました。

建物の中で、この家に住む90歳の女性が建材の隙間に取り残されているのが確認されたため、倒壊が進まないようジャッキで建材を固定し、電動ノコギリで切り出しながら救助活動を進めた結果、女性はおよそ1時間後に救助されました。

警察によりますと、女性は病院で手当てを受けていて、頭に軽いけがをしたものの、命に別状はないということです。

現場では、崖崩れや土砂の流入はなく、警察や消防は、大雨の影響で倒壊した可能性もあるとみています。

住宅の被害は、救助された女性と同居している、息子の50代の男性が外出から帰宅した際に見つけ、建物の中から母親の声がしていたということです。

男性は「現場を見たときは、母親は無事ではないかもしれないと思いましたが、うまく隙間ができていたようで、よかったです」と話していました。