神戸 男児遺体 市が第三者委員会設置へ 一連の対応を調査

神戸市西区の草むらでスーツケースに入れられた6歳の男の子の遺体が見つかった事件で神戸市は、男の子の一時保護を見送るなどした一連の対応に問題が無かったかを詳しく調査するため、外部の有識者を交えた第三者委員会を設置することになりました。

今月22日、神戸市西区の草むらで穂坂修くん(6)が遺体で見つかった事件では、同じ日に修くんの祖母への監禁と傷害の疑いで、修くんの母親らきょうだい4人が逮捕されています。

神戸市は、修くんを家庭での養育に支援が必要な「要保護児童」と位置づけたものの虐待を疑って保護する緊急性は5段階のうち下から2番目にとどめ保護を見送りましたが、こうした一連の対応に問題がなかったかを改めて検証するため第三者委員会を設置することになりました。

市はこれまで必要な支援は行ってきたとする一方で、対応を検証する必要があるとしてきましたが、弁護士や学識経験者など外部の有識者を加えた第三者委員会を設置することでより透明性の高い検証を行いたい考えです。

市は今後、警察の捜査の進捗(しんちょく)状況を見ながら具体的な設置時期を決めることにしています。