ガソリン小売価格 全国平均1リットル171円 6週連続値上がり

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は、今月26日時点の全国平均で1リットル当たり171円となり、先週から0.9円値上がりしました。値上がりは6週連続です。

ガソリンなどの燃料価格の負担軽減策として国が石油元売り会社に支給している補助金は、今月以降、支給額が25円以下の場合、先月まで100%だった補助率が2週間ごとに10%ずつ段階的に引き下げられます。

現在の補助率は80%で、段階的な引き下げの影響もあってガソリン価格は値上がりしました。

29日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分からは補助率が70%に引き下げられ、補助金の支給額は1リットル当たり9.7円となります。

今後の見通しについて石油情報センターは「直近の原油価格が値上がりし、円安がさらに進んでいるうえに来週は政府の補助金の補助率も引き下げられるため、値上がりが見込まれる」と話しています。